🪞【ステンドグラス枠工事】特注制作金物で叶える美しさと精度の融合

目次

1.ステンドグラス枠工事とは

2.金物枠が重要な理由

3.特注制作金物によるオーダーメイドの流れ

4.枠制作のポイントと施工技術

5.よくある設置場所と施工事例

6.まとめ:美しさと安全性を両立する金物制作


1.ステンドグラス枠工事とは

「ステンドグラス枠工事」とは、建物の壁面・扉・間仕切りなどに組み込まれるステンドグラスを支える金属枠を設計・製作・施工する工事のことです。

この金属枠は、単なる補強部材ではなく、ステンドグラスの輝きを最大限に引き出すデザインパーツでもあります。
素材にはステンレス・スチール・真鍮(ブラス)・アルミなどが用いられ、用途や環境に応じて選定します。

特に当社では、特注制作金物として、一つひとつの現場に合わせたオーダーメイド製作を行い、デザイン性と施工精度を両立させています。


2.金物枠が重要な理由

ステンドグラスは芸術的価値の高い繊細なガラス製品です。
そのため、枠の設計精度と耐久性が、仕上がりと長期的な安全性を大きく左右します。

金物枠の主な役割は次の通りです。

  • ガラスの保持と保護:風圧や温度差での歪み・破損を防ぐ

  • デザインの一体化:金属の質感でステンドグラスの美しさを際立たせる

  • 施工性・安全性の確保:正確な寸法で取付トラブルを防止

特に屋外や湿気の多い環境では、防錆性や仕上げの精度が重要です。
当社では、現場環境に応じて、防錆塗装・メッキ処理・ヘアライン仕上げなどの表面処理を行っています。


3.特注制作金物によるオーダーメイドの流れ

ステンドグラス枠は、規格品では対応できないケースがほとんどです。
そこで必要となるのが、特注制作金物によるオーダーメイド対応です。

製作は以下の流れで進行します。

  1. 現場調査・採寸
     取付箇所の開口寸法・構造・納まり条件を確認。

  2. 設計・図面作成
     ステンドグラスのサイズ・厚み・取付方式に合わせた図面を作成。

  3. 金物制作(溶接・研磨・塗装)
     ミリ単位の精度で製作し、溶接箇所の歪みを抑制。

  4. 仮組み・検品
     現場搬入前にガラスを仮合わせして寸法を最終確認。

  5. 取付施工
     現場ではガラスを保護しながら慎重に固定し、最終仕上げを行います。

このように、「設計→製作→施工」を一貫対応できる体制こそ、特注制作金物の強みです。


4.枠制作のポイントと施工技術

ステンドグラス枠の品質を決める要素は、「精度・強度・意匠性」の3つです。

精度

ガラス寸法とのバランスを取りながら、取付時のズレを最小限に抑えることが重要です。
わずかな歪みでも、光の入り方や見栄えに影響するため、0.5mm単位の精度管理を行います。

強度

溶接構造の補強や内部リブの設置で、長期的な安全性を確保。
屋外設置では風圧や温度差による金属の伸縮を考慮した設計を行います。

意匠性

真鍮やステンレスなど素材ごとの質感を生かし、ヘアライン・鏡面・焼付塗装など、空間デザインに合わせた仕上げが可能です。
特注制作金物ならではの「デザインの自由度」が、建築全体の印象を左右します。


5.よくある設置場所と施工事例

特注制作金物によるステンドグラス枠は、以下のような建築分野で活用されています。

  • 教会・礼拝堂:大型ステンドグラスを支えるスチール枠構造

  • 公共施設・学校:安全性と明るさを両立するアルミ枠仕様

  • ホテル・商業施設:真鍮枠を採用し、高級感のある内装演出

  • 住宅玄関・吹き抜け:採光窓や間仕切りとして人気

近年では、リノベーション工事において既存ステンドグラスの再利用や、古い金物枠のリメイクといったご依頼も増えています。
既存建具との調和を考慮したリデザインにも柔軟に対応可能です。


6.まとめ:美しさと安全性を両立する金物制作

ステンドグラスは「光で魅せる芸術」。
そして、それを支える金物枠は「構造で魅せる技術」です。

私たちは、設計から製作・施工までを一貫対応し、
特注制作金物のプロフェッショナルとして、建築意匠と安全性の両立を追求しています。

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